ビタミンB1の効果。
豚肉等の食品に多く含まれており、疲労回復やうつ病の効果が期待されて、サプリメントで人気を集めている栄養素です。
ビタミンB1は、欠乏すると脚気を招くので、当サイトでしっかり学び、食材やサプリなどから不足しないようにしましょう。
ビタミンB1は、お米をエネルギーに変える?
実は、日本人にとって最も大事な栄養素と言われているのです。
私たち日本人は、毎日お米を食べていますが、このお米をしっかりと燃焼し、エネルギーに変えるにはビタミンB1が必須だからです。
つまり、ビタミンB1は炭水化物(糖質)を燃やすとても大事な栄養素なのです。
又、それだけでなく、最近の研究では、ビタミンB1は精神にも働き、うつ病にも効果を発揮するので、ストレス社会の現代人にはますます欠かせない栄養素なのです。
不足すると、太り易くなり、疲れ易くなったり、成長障害を招くなど、様々な症状を招きます。酷い場合は、脚気という怖ろしい病気を招く恐れもありますので、当サイトでしっかりと学んで下さい。
豆知識
ビタミンB1は、1910年当時に原因不明だった症状、脚気を治す為に発見されたビタミンです。
発見したのは、日本人の鈴木梅太郎氏で、 鈴木氏は白米食に比べて、玄米を主食にしている人に脚気患者が居ない事に目をつけ、米ぬかに含まれる物質が欠乏すると脚気になる事をつきとめました。
ビタミンB1の効果。
代表的な効能を以下より紹介します。
疲労回復に効果的。
炭水化物は、体内でブドウ糖に変化し、さらに肝臓でエネルギーに変えられますが、このとき必要なのがビタミンB1なのです。
ビタミンB1が不足することで、ブドウ糖はエネルギーにならず、元気が出ないばかりか、乳酸という疲労物質に変わり、さらに疲れを招きます。
夏ばての時に、ビタミンB1を多く含んでいるウナギを食べる習慣がついたのも頷けます。
ダイエットに効果的です。
ビタミンB1は、炭水化物(糖質)を燃焼する為に必要不可欠ですので、効率的なダイエットを応援します。
逆に、ビタミンB1が不足すると、炭水化物が燃焼されずに脂肪となりますので、太りやすい体質となってしまいます。
この為、炭水化物が豊富な米を主食とする日本人には、欠かす事が出来ません。
ストレスに対しても、ビタミンB1が有効です。
ストレスを受けると、体内のビタミンB1の消費量が多くなります。
ビタミンB1は、別名「精神的ビタミン」とよばれるほど、ストレスと係わりが深い栄養素です。
ビタミンB1が不足すると、イライラ、不眠、めまい、記憶力低下などがあらわれます。
筋肉痛を予防します。
激しい運動や急な運動の後、筋肉痛になることがあります。これは疲労物質の乳酸やピルビン酸などが筋肉内に残ることが原因といわれています。
ビタミンB1が疲労物質の代謝を促す事で、筋肉痛を予防します。
ビタミンB1が脚気を予防します。
脚気(かっけ)とは全身の倦怠感、動悸、手足のむくみやしびれ感、心不全が起こる病気で、ビタミンB1が不足すると起こります。
インスタント食品をよく食べる、偏食気味の方に発病しやすいので、サプリメント等でビタミンB1をしっかりと積極的に摂取しましょう。
脚気に関しては、以下のようなエピソードもあります。
ビタミンB1は、一度に大量に摂取してもすぐに尿などから排出されがちですが、ニンニクと一緒に摂る事で、吸収率を上げる事が出来ます。 ニンニクやねぎ類に含まれる「アリシン」という物質は、体内でビタミンB1と結合し、「アリチアミン」という物質となります。 アリチアミンは、体内に長く留まり、ビタミンB1を少しずつ離しながら吸収させていくのです。 この為、ニンニクとビタミンB1は非常に相性が良いのです。 タイムリリース加工を施したサプリメントでも、同様の効果を期待する事が出来ます。ビタミンB1を多く含む食品・食材。
以下の食品にビタミンB1を多くまれています。野菜よりも、豚肉など動物性の肉類に多いです。
食品可食部100g中に含まれるビタミンB1含有量 | |
豚ヒレ肉 | 0.98mg |
豚もも肉 | 0.94mg |
ボンレスハム | 0.90mg |
うなぎ蒲焼 | 0.75mg |
たらこ | 0.71mg |
枝豆 | 0.31mg |
ブリ | 0.23mg |
玄米ごはん | 0.16mg |
こんな方はビタミンB1不足しやすい。
以下の方に不足しやすいので、注意しましょう。
連日お酒をたくさん飲む方
アルコールの代謝には、ビタミンB1が大量に消費されますので、お酒を連日飲まれる方は慢性的に欠乏しやすいので注意が必要です。
甘いものをたくさん召し上がられる方
糖質(炭水化物)を代謝するのがビタミンB1です。 したがって甘い物を多く摂る方は、ビタミンB1をどんどん消費して結果、不足に至ります。
脳をよく使う方
ビタミンB1は、脳の唯一のエネルギー源となるブドウ糖が作り出される時に必要不可欠ですので、脳を良く使う方は不足しやすくなります。
ビタミンBは、全部で8種類あります。
ビタミンB1は8種類あるビタミンB群の中の一つです。
これらは、お互いに助け合いながら働いていますので、バランスよく摂取するようにして下さい。
詳しくは、ビタミンB1の上手な摂り方をご覧下さい。
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- パントテン酸
- ビタミンB6
- ビオチン
- 葉酸
- ビタミンB12
ビタミンB1はニンニク(アリシン)と相性抜群なんです。
ビタミンB1は、一度に大量に摂取してもすぐに尿などから排出されがちですが、ニンニクと一緒に摂る事で、吸収率を上げる事が出来ます。
ニンニクやねぎ類に含まれる「アリシン」という物質は、体内でビタミンB1と結合し、「アリチアミン」という物質となります。 アリチアミンは、体内に長く留まり、ビタミンB1を少しずつ離しながら吸収させていくのです。
この為、ニンニクとビタミンB1は非常に相性が良いのです。
タイムリリース加工を施したサプリメントでも、同様の効果を期待する事が出来ます。
タイムリリース加工とは?
ビタミンB1などの一部の栄養素は、摂取後すぐに尿や汗などから排出されてしまいます。
タイムリリース加工とは、ビタミンをゆっくりと溶け出せて、徐々に吸収させる技術です。
詳しくは、ビタミンB1サプリメント比較をご覧下さい。